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「あそび大学」を開催するNPO法人Chance For All代表理事の中山勇魚さん=2025年3月9日午後2時34分、東京都墨田区文花1丁目、佐野楓撮影

楽問(がくもん)のススメ

学校、趣味、学び直し……。「学ぶ」「教える」の現場にいる方に取り組みや魅力を聞きます。今回は、墨田区にある千葉大学墨田サテライトキャンパスで「あそび大学」を開催するNPO法人Chance For All代表理事の中山勇魚さんにお話をお聞きしました。

 千葉大学の墨田サテライトキャンパス(東京都墨田区)で月に1回、区内の町工場から無償提供してもらった素材を使い、子どもたちが自由に遊べる「あそび大学」を開催しています。キーワードは「あそびこそ、さいこうのまなび」。地域の産業に触れながら、試行錯誤し、自ら楽しいことを生み出す力をつけてほしい。そんな思いで運営しています。

 僕らが子どもの頃は、良くも悪くも親から放っておかれたので、どうやって遊ぶか考える力をつけられました。友だちと秘密基地を作ったり、図書館に一人で行ってみたり。ですが、現代の子どもは違う。特に都会の子どもたちの遊びには、数々の制約があります。自然がなく、お金がないと遊べない場所が多い上に、騒ぐと怒られる。放課後は親が決めた塾や習い事に通うだけという子もいます。

 そんな環境は、子どもの意思を後退させてしまうのではないか、と常々考えていました。同じ考えを持つ地域の仲間が集まって立ち上げたのが、あそび大学です。

何をやるか、やらないか 選ぶのは子ども自身

 誰でも来てほしいので、参加費は無料で、寄付や区の助成金で活動しています。最近は毎月200人弱の申し込みがあります。活動を評価いただき、昨年度の「キッズデザイン賞」で最優秀賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。

 あそび大学でのルールはひと…

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